あなたもでゆお
私は弦楽器のコンサートによく足を運んでいるのですが、
ヴァイオリン佐久間聡一さん、
ヴィオラ長石篤志さん、
ピアノ桑生美千佳さんのトリオ
『デュオでゆお』の作る世界が大好きです。
先日、広尾でコンサート(でゆお音楽祭)があったのですが、
そんなでゆおメンバーと共演ができる
「あなたもでゆお」のコーナーに出演させていだきました。

私は普段からサクソフォン同士のアンサンブル以外にも
フルートやオーボエ、クラシックギターなどと
コンサートをしていますが、弦楽器とは初めてなのです。
レッスンではなく、あくまでも共演。
ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノと演奏できる曲…
念願のQuartetチェロパートを
テナーサクソフォンで演奏させていただきました♪
決まってみれば、弦楽器だらけの出演者たち
(そりゃそうだ)
受け入れてもらえるかな…と思いましたが、
認めていただけましたよ☆☆☆
持ち時間20分のための準備
持ち時間は20分。控室はなし。
事前に楽器は出せますが、
初めての会場で
事前に音出しができない、リードも選べない。
自分の番が来たらGo!
でもそれは予め分かっていたので
前日にリードは2枚に絞り、
当日ステージに上がって
チューニングで音を出した時に決めました。
今回のセッティングは
セルマーS90 170のマウスピースに
リードは銀箱の3。
こちらも試行錯誤。
私はサクソフォンのアンサンブルは180、
他の楽器と共演する時は170を選ぶことが多いです。
今回はピチカートもあり、最低音スタートだったので
イメージするチェロの音色を出せるのは
やはり170でした。
まずはやってみよう!
まずはやってみよう!通してみました♪
そんなに広い会場ではないのですが、
遠くへ~
弦楽器の音の伸びのイメージが
不思議と浮かんできましたよ。
心地よいブレンド感でした。
気になっていたのは
音量のバランスと
ピチカートをスタッカートでどこまで表現できるか。
佐久間さんから
ピチカートはちゃんとピチカートに聴こえます!
音量は…もう少し上げても大丈夫かな
ということだったので、
では2回目!
全体的な設定を上げてスタート♪
いざ2回目!
2回目はみなさん設定を上げてきたのを
感じました。
気持ちよくアンサンブルさせていただき、
だんだんとクライマックスへ向かって
全員の熱量も…

コンサートのラストを飾る感じの
終わり方になってしまいました(笑)
美千佳さんが聴講のみなさんに
「コンサートが終わったみたいな感じですが(笑)」
佐久間さんたちが
「ありがとうございました!」
って笑いが起こる。
残りの時間は・・・
時間が余っていましたが、
もう十分な体験をさせていただいたので
(でゆおのみなさんはこの後コンサートの本編ですし)
プロであることを明かさせていただいて、
なぜサックス??
と思っている方がたくさんいらっしゃるだろうな
弦楽器とのアンサンブルを勉強しに来たこと、
サクソフォンの曲の中には
弦楽器の曲のサクソフォン版がたくさんあることを
お話させていただきました。
演奏する時にはやはり原曲を知りたい。
サクソフォンで演奏するからサクソフォンなりに、
ではなく、やはり弦楽器の表現力を盗みたくて
コンサートに足を運ぶようになりました。
弦楽器の演奏は弓の動きなどから
学べるものがたくさんあります。
そして、あの色彩感、表現力、
管楽器は管楽器の良さがありますが、
そこに取り入れられたら
最強なんだよな~と思っております。
終わってから
・カルテットなのに色々な音がして凄かったです!
・サクソフォンが弦楽器とこんなに合うとは思いませんでした。
・凄い良かったです!
・あんなにブレンドしたサクソフォンは初めてでした
と声をかけてくださった方々。
ありがとうございました!本当に嬉しかったです。
サクソフォンでも吹ける曲探しであったりもしますが、
そういう意味では
でゆおのコンサートは毎回素敵な曲との出会いが♪
今週のおさらい会の講師演奏では
アザラシヴィリのノクターンを演奏します。
今回もたくさんの方が演奏していた1曲。
良い曲ですよね。
これからもたくさん学んでいきたいです。

